和語俳句 【え】 涼しさは花えらびゐる尼二人 長谷川双魚

追記:羽子/2020.3.28、笑む/2018.9.6、新設/2018.2.5

◎和語俳句、あ行の「え」です
  →「あ」
  →「い」
  →「う」
  →「お」

 

◎選ぶ=えらぶ(選る=える)

→選る=すぐる、選る=よる/共に未開設

涼(すず)しさは花えらびゐる尼(あま)二人  長谷川双魚(そうぎょ)

水着選ぶいつしか彼の眼となつて  黛(まゆずみ)まどか

老躯(ろうく)をも痩躯(そうく)をも蚊(か)は選ばざる  相生垣瓜人(あいおいがき・かじん)

どちら選ばうか膝(ひざ)まくら菊枕  鈴木鷹夫

赤とんぼ人をえらびて妻の膝  山口青邨(せいそん)

大寒(だいかん)を選びしごとく逝(ゆ)きたまふ  鷹羽狩行(たかは・しゅぎょう)

飾り羽子純白えらびくれしかな 加藤三七子

 

 

◎笑む=えむ

  →笑ふ(未収録、ゴメン)

笑み解(と)かぬ雛(ひな)をそのまま収(おさ)めけり  山本朱鷺男

ちらと笑む赤子の昼寝通り雨  秋元不死男(  ふじお)

お面らの笑みて祭を売れ残る  坊城俊樹(ぼうじょう としき)

  「お面ら」ですよ「お面ら」!
  ふふふ、これから本当の祭を見せてくれよう、、、

いたづらをせむと笑む子やさくらんぼ  鶴岡加苗
 

 

◎参考:微笑む=ほほえむ

  お雛(ひな)さま永久(とわ)はさびしと微笑みぬ  中塚健太

  寒卵(かんたまご)微笑むやうに湯の沸(わ)きて  小池康生(   やすお)

 

その他のあ行:

  →「あ」
  →「い」
  →「う」
  →「お」

以上です