全然堂ハードエッジ
俳人、葉書俳句「開発素句報」「全然堂歳時記」発行人。
巫女赤く神主白く梅みごろ
今年はや娘十八むめの花
白梅の末は梅酒か梅干か
蒲公英を少しちやほやしてやりぬ
蒲公英や鯵が干されてその日陰
蒲公英の絮に全てを託しけり
ふる雪にお涅槃の寺ま白なり
涅槃図に贔屓の菩薩ありにけり
涅槃図の涙ながらに褪せゆくも
街も家も雛も一夜の焼夷弾
朝顔の朝の力の濃紫
子狸のこれは小さな腹鼓