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「Tortuga」では無理か?
投稿者: ハードエッジ
ペアリング20 よろこべばしきりに落つる木の実かな 富安風生
みえてゐて遠き海かもつくし摘む 木下夕爾
みつまめをギリシャの神は知らざりき 橋本夢道
長き夜のところどころを眠りけり 今井杏太郎
ペアリング21 梅雨の傘たためば水の抜け落つる 長谷川櫂
花びらの吹かるるままに吹かれゆく ハードエッジ
けふの月長いすすきを活けにけり 阿波野青畝
湯の町の小学校や冬休 高田風人子
【ある限り】 桜貝大和島根のあるかぎり 川崎展宏
花のある限り命のある限り 北大路翼
この国に青田の青のある限り 後藤比奈夫
ひとの世に火のあるかぎり魂迎 鶴岡加苗
ペアリング22 新涼やはらりと取れし本の帯 長谷川櫂
一粒の青き地球の露けしや ハードエッジ
をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏
また一つ風の中より除夜の鐘 岸本尚毅
ペアリング23 かたつむりつるめば肉の食ひ入るや 永田耕衣
接木してつながる肉の疎ましき 長谷川櫂
西もひがしもわからぬ猫の子なりけり 久保田万太郎
露の幹静かに蝉の歩き居り 高濱虚子
ペアリング24 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る 能村登四郎
朧にて寝ることさへやなつかしき 森澄雄
荒々と花びらを田に鋤き込んで 長谷川櫂
秋立つや音を違へて稲と草 岸本尚毅
開発素句報 2018-01 客人と主人と何を初笑
濾過さるる珈琲豆や去年今年
新年や革のソファーに深々と
見開きの新年号の色香かな
ペアリング25 自転車を一家乗り捨て磯遊 上野泰
ほほといふ口して三人官女かな 高田正子
現し世の砂美しや蟻地獄 ハードエッジ
漱石が来て虚子が来て大三十日 正岡子規
ペアリング26 火を焚いて春の寒さを惜しみけり 岸本尚毅
春めくを冬田のために惜しむなり 相生垣瓜人
照れば金日かげれば銀芒かな 下村梅子
遠山に日の当りたる枯野かな 高濱虚子
ペアリング27 囚はれの身をからからとラムネ玉 ハードエッジ
虹自身時間はありと思ひけり 阿部青鞋
凍鶴が羽根ひろげたるめでたさよ 阿波野青畝
からからと初湯の桶をならしつつ 高濱虚子
開発素句報 2018-02 空青く枯木日和といふべかり
昼寒し夜なほ寒し日々寒し
魂も冬青空も透き通る
雪に咲く白き椿の金の蕊
ペアリング28 その昔栄えし港ラムネ飲む 岸本尚毅
かたまつて薄き光の菫かな 渡辺水巴
白牡丹といふといへども紅ほのか 高濱虚子
羽子板の重きが嬉し突かで立つ 長谷川かな女
ペアリング29 洗ふ時やさしくせよといふ水着 ハードエッジ
影といふものの色めき雛飾る 村田脩
夏シャツに見ゆる背骨のありどころ 青本瑞季
大年の水道管が川を越す ハードエッジ
開発素句報 2018-03 ふる雪に鯉は白黒赤黄金
みちのくのここ千年の雪景色
身を細う落葉溜りの小草かな
ゆらゆらと磁石の針や春隣
ペアリング10 山道の掃いてありたる初詣 富安風生
粉ぐすりのうぐひすいろの二月かな 久保田万太郎
ナイフなほ聖菓の中に動きをり 山口波津女
春待つは妻の帰宅を待つごとし 鈴木鷹夫
春 【桜1】 ガガーリン少佐の地球桜咲く
今日こそは晴れて桜の出番なれ
僧の名を沢庵と云ふ花の宴
花冷の銀の落花となりにけり
開発素句報 2018-04 お地蔵の笠借り申す雪狐
伏せて置くバケツの上に雪丸う
自転車の籠にも雪の降り積る
雪の夜の地下に静かに閉架図書
開発素句報 2018-05 大銀杏一枚の葉もなかりけり
差し足の鶴や氷をぴしぴしと
砕けては雪より白し玉霰
葱さげて家路の人となりにけり
ペアリング11 人形のだれにも抱かれ草の花 大木あまり
鳥交る綿のこぼるる縫ひぐるみ 利普苑るな
あたたかき茶を秋雨の庭に捨つ 松本たかし
山茶花や紅を湯浴のごと散らし ハードエッジ
開発素句報 2018-06 寒中の大寒む小寒む御見舞に
金屏を立てたきほどの雪達磨
ここ掘れば雪にまみれし紅椿
派手好きの様見ておけと枯蓮
開発素句報 2018-07 春色を並べ口紅売場なり
ラグビーのボール方向音痴なる
はるかぜを東の風と書くことも
春色を引く唇のまだ冷た
開発素句報 2018-08 石鹸玉吹く子へ花の首飾
ビーナスに天使の降らす石鹸玉
光にも微かな重み石鹸玉
蕎麦にするか饂飩にするか梅見茶屋
俳人の名前。季語がそのまま俳号の俳人は?
初の長文記事。外観未熟。
俳句では季語という季節の言葉を使います
では、
季語がそのまま俳号(筆名)っていう俳人はいないかな、、、
と思い付くままに書いてみました
春 【囀り】 囀や耳うつくしく開かるる
美しやこの囀も鳥籠も
囀の色とりどりの故郷かな
古寺の朽ち行くままに囀れり
開発素句報 2018-09 あの時の赤子なりしや桃の花
暖かや前歯の欠けし女の子
海の見えるデパートで買ふ桜餅
俯せに本の眠れる蝶の昼
ペアリング12 鶏頭の短く切りて置かれある 岸本尚毅
花の芯すでに苺のかたちなす 飴山實
籐椅子を抜ける西日となりにけり 長谷川櫂
自転車に詰める空気も年用意 ハードエッジ
【解決済】ワードプレス カテゴリ表示で記事が表示されず
プラグイン「YoastSEO」の設定に無理があったか?
取り敢えず、停止して正常化
春 【石鹸玉】 光にも微かな重み石鹸玉
淡々と流るる色も石鹸玉
しやぼん玉わつて天使の楽しけれ
多作なる虚子の一生石鹸玉
おこりんぼのゴジラの話
ずっと昔に書いたゴジラの兄妹の童話。