【金の目】 黒猫の金の瞳やパリー祭 吉田ひろし

追加:金の瞼/2019.7.13

俳句類題 名詞

【金の目】 きんのめ

瞳、瞼(まぶた)を含む

◎人

焚火(たきび)人金色の眼におし黙(だま)り  内藤吐天(   とてん)

 

 

◎動物

地上:

猫の目の奥の金色五月闇(さつきやみ)  宇多喜代子

黒猫の金の瞳(ひとみ)やパリー祭  吉田ひろし

緑蔭(りょくいん)に黒猫の目のかつと金  川端茅舎(    ぼうしゃ)

青蛙ぱつちり金の瞼かな  川端茅舎

空中:

鳩(はと)の目に金のまじれる桜かな  夏井いつき

梟(ふくろう)の眼の金色に冬来たり  右城暮石(うしろ ぼせき)

水中:

金色の目玉動きぬ蟇(ひきがえる)  近藤英子

寒鯉(かんごい)の金鐶(きんかん)の眼を嵌(は)めにけり  福田蓼汀(    りょうてい)

 

 

◎非生物

閉ざされし瞼(まぶた)も金の寝釈迦(ねしゃか)かな 若井新一

ふつくらと金の瞼の寝釈迦かな ハードエッジ
  目の近くの金色:
  涅槃像(ねはんぞう)の金の詰りし鼻の穴 ハードエッジ

春塵(しゅんじん)や木馬(もくば)の金の目の卑(いや)し  中村和弘

木偶(でく)の目の夜は金色に木枯(こがらし)吹く  桂信子

 

以上です