【玩具】 うららかやおもちやの汽車は事故ばかり 横井理恵

追記:咳の子/2018.9.8

俳句類題 名詞

【玩具】おもちゃ/がんぐ

◎春

うららかやおもちやの汽車は事故ばかり  横井理恵

春の夜や昼のままなるおもちや箱  星野立子(   たつこ)

春休み玩具の汽車が離陸(りりく)する  高梨章(たかなし あきら)

バケツにておもちやを洗ふチューリップ  ハードエッジ

 

 

◎夏

缶蹴(かんけり)の缶を転がす夕立かな  ハードエッジ

夕立に忘れられたる玩具かな  高田正子

夕焼の砂場に残る玩具かな  金子敦(    あつし)

夏座敷(なつざしき)玩具つぎつぎ見せに来る  金子敦

おもちや箱より溢(あふ)れたる夏休み  金子敦

兜虫(かぶとむし)はかなしき玩具たたかへり  吉田未灰(   みかい)

 

 

◎秋

夜寒(よさむ)さや静まりかへるおもちや箱  野村喜舟(    きしゅう)

 

 

◎冬

石蹴(いしけり)の石残されて寒夕焼(かんゆやけ)  林昭太郎

消防車救急車パトカー散乱(さんらん)毛布の上  今井聖(    せい)

あるときは毛布の中に吾子(あこ)の汽車  岸本尚毅(   なおき)

気に入りのおもちや召(め)し寄せ風邪(かぜ)の床  西村和子

咳(せき)の子の寝(い)ねしおもちやにわが遊ぶ  皆吉爽雨(みなよし そうう)

日脚(ひあし)伸(の)ぶ玩具どれもが疵(きず)もてり  大輪昌

お砂場に半(なか)ばうもれて春を待つ  ハードエッジ

 

以上です