【何色】 仮の世にいろあらばこの桜貝 上田日差子

追記:春の風・囀り/2019.1.9

俳句類題 テーマ

【何色】なにいろ

抽象的な色

 

◎春

たとふれば安産(あんざん)のいろ春あけぼの  藤村真理

春暁(しゅんぎょう)や眠りのいろに哺乳瓶(ほにゅうびん)  河野友人(こうの ゆうじん)

石鹸玉(しゃぼんだま)お伽(とぎ)のくにの夢のいろ  上村占魚(うえむら せんぎょ)

病にも色あらば黄や春の風邪  高濱虚子(たかはま きょし)

仮の世にいろあらばこの桜貝  上田日差子(うえだ ひざし)

囀に色あらば今瑠璃色に  西村和子

色に名を与へなば夢櫻鯛(さくらだい)  上野一孝

 

 

◎夏

枇杷(びわ)生(な)れり妻と出会ひしむかしの色  宮津昭彦(みやつ あきひこ)

 

 

◎秋

たましひに色ありとせば月の色  奥名春江

いざよひやけふ弔(とむら)ひし魂(たま)のいろ  佐怒賀正美(さぬか まさみ)

  音ならば、
寂(さび)しさに音ありとせば遠花火(とおはなび)  ハードエッジ

 

 

◎無季

昭和の色大正の色錦鯉(にしきごい)  佐々木六戈(   ろっか)

 

 

 

以上です