全然堂歳時記 秋の部
【干柿】ほしがき
全然堂歳時記=現在、本号を含め123記事=春夏秋冬–年末年始=33-29-26-22–5-8
/2026.11.7
子季語:柿干す、柿簾、柿襖
◎葉書俳句
◎テキスト
柿を捥ぎ剥いて繋げて干して食ふ ハードエッジ
食べられるまでの眺めや柿簾 ハードエッジ
古釘に吊すや柿の丸裸 ハードエッジ
剥きたての玉の如きを柿簾 ハードエッジ
この家の朱き結界柿簾 ハードエッジ
干柿のまだ生柿といふ硬さ ハードエッジ
干柿の皮も近くに干されある ハードエッジ
干柿を照らす西日の既になし ハードエッジ
干柿の日々に色濃く縮むなり ハードエッジ
干柿に再び皮の如きもの ハードエッジ
干柿の内なる渋の行方かな ハードエッジ
干柿は軒に熟柿は枝にかな ハードエッジ
干柿に軒を貸したる母屋かな ハードエッジ
縁側の積木ままごと吊し柿 ハードエッジ
夕食に一段外す柿簾 ハードエッジ
干柿はほしがきれいな夜に干す ハードエッジ
干柿の連なるままを送りくれし ハードエッジ
干柿を送る新茶のお返しに ハードエッジ
干鮭は辛く干柿は甘く ハードエッジ
干柿は甘くて重し魂も ハードエッジ
◎初案17句
渋柿の干さるるごとき心もち ハードエッジ
干柿の連なるままを送りくれし ハードエッジ
干柿は星が綺麗な夜に干す ハードエッジ
干鮭は辛く干柿は甘く ハードエッジ
干柿も西日も強き風の中 ハードエッジ
母屋まで取られさうなる軒の柿 ハードエッジ
干柿に憧れてゐる熟柿かな ハードエッジ
干柿に再び皮の如きもの ハードエッジ
食べられるまで干柿の眺めかな ハードエッジ
串に刺す団子の如き吊し柿 ハードエッジ
その下に干柿の皮干されある ハードエッジ
柿簾一段外す今宵かな ハードエッジ
縁側の積木ままごと吊し柿 ハードエッジ
たましひは甘く重たく柿を干す ハードエッジ
干柿を送る新茶のお返しに ハードエッジ
柿を捥ぎ剥いて繋げて干しにけり ハードエッジ
この家の結界となせ柿簾 ハードエッジ
◎推敲句一覧/pdf
全95句/2枚
◎A4推敲 原稿/pdf
全3枚
◎A4推敲 加筆/pdf
全3枚
◎葉書推敲 原稿/pdf
全5枚
◎葉書推敲 加筆/pdf
全5枚
◎葉書俳句秀句&注釈面
◎データベース画面/桐v10
◎干柿秀句
吊し柿こんな終りもあるかしら 恩田侑布子
遺言に干柿の礼御近所様 たむらちせい
干柿にする柿干してよき日和 高野素十
白壁や影ごとはづす吊し柿 若井新一
干柿や祖母の財布の重みもて 殿村菟絲子
どの家も不在柿剥く婆のほか 鷹羽狩行
村人に倣ひ暮しぬ吊し柿 松本たかし
干柿を噛みつつ長きトンネルよ 岸本尚毅
◎未練句/補遺/在庫処理
本堂に秘仏なけれど柿簾 ハードエッジ
明るくてまだ食べられぬ吊し柿 ハードエッジ
干柿に少し離れて唐辛子 ハードエッジ
柿干すや目鼻かそけき赤ん坊 ハードエッジ
渋柿の一皮剥けて干されある ハードエッジ
粉が吹いて霜柿といふ名前かな ハードエッジ
厨からは見えぬ軒端の柿簾 ハードエッジ
干す柿の種も異変に気付くころ ハードエッジ
干柿の干すに流儀や縦に横に ハードエッジ
以上です

