粉ぐすりのうぐひすいろの二月かな 久保田万太郎
ナイフなほ聖菓の中に動きをり 山口波津女
春待つは妻の帰宅を待つごとし 鈴木鷹夫
俳人、葉書俳句「開発素句報」「全然堂歳時記」発行人。
粉ぐすりのうぐひすいろの二月かな 久保田万太郎
ナイフなほ聖菓の中に動きをり 山口波津女
春待つは妻の帰宅を待つごとし 鈴木鷹夫
今日こそは晴れて桜の出番なれ
僧の名を沢庵と云ふ花の宴
花冷の銀の落花となりにけり
伏せて置くバケツの上に雪丸う
自転車の籠にも雪の降り積る
雪の夜の地下に静かに閉架図書
差し足の鶴や氷をぴしぴしと
砕けては雪より白し玉霰
葱さげて家路の人となりにけり
鳥交る綿のこぼるる縫ひぐるみ 利普苑るな
あたたかき茶を秋雨の庭に捨つ 松本たかし
山茶花や紅を湯浴のごと散らし ハードエッジ
金屏を立てたきほどの雪達磨
ここ掘れば雪にまみれし紅椿
派手好きの様見ておけと枯蓮
ラグビーのボール方向音痴なる
はるかぜを東の風と書くことも
春色を引く唇のまだ冷た
ビーナスに天使の降らす石鹸玉
光にも微かな重み石鹸玉
蕎麦にするか饂飩にするか梅見茶屋
初の長文記事。外観未熟。
俳句では季語という季節の言葉を使います
では、
季語がそのまま俳号(筆名)っていう俳人はいないかな、、、
と思い付くままに書いてみました
美しやこの囀も鳥籠も
囀の色とりどりの故郷かな
古寺の朽ち行くままに囀れり
暖かや前歯の欠けし女の子
海の見えるデパートで買ふ桜餅
俯せに本の眠れる蝶の昼
花の芯すでに苺のかたちなす 飴山實
籐椅子を抜ける西日となりにけり 長谷川櫂
自転車に詰める空気も年用意 ハードエッジ
プラグイン「YoastSEO」の設定に無理があったか?
取り敢えず、停止して正常化
淡々と流るる色も石鹸玉
しやぼん玉わつて天使の楽しけれ
多作なる虚子の一生石鹸玉
ずっと昔に書いたゴジラの兄妹の童話。
四万六千日の暑さとはなりにけり 久保田万太郎
日当りて向ふへ長し鳴子縄 高野素十
雪催ふ琴になる木となれぬ木と 神尾久美子
一面に合唱団のごと芽吹く ハードエッジ
つきささるやうな照明パンジーに 岸本尚毅
アイスコーヒー上より薄くなりゆける 上田信治
すらり立つ給水塔も水仙も
荒れ狂ふ水仙のある岬かな
水仙の切られし跡も雪に消ゆ
対岸の花に届けと花吹雪
花浴びて青草萌ゆる川原かな
火を焚くは戦の如し花篝
オリジナルTシャツ
ビスタプリント
和語一覧:更新ほぼ終了
1117語/2019.4.24
1040語/2019.1.14
800語/2018.4.22
600語/2018.4.4
約400語/2018.2.25
山々を押し開き行く春の川
細き枝の先の先まで芽吹きけり
恋猫でありし昔や猫ねむる
徂く春に何も持たせてやれぬこと 中原道夫
芭蕉野分して盥に雨を聞く夜かな 松尾芭蕉
数へ日の三時は日向四時の影 永井龍男
全山は今沸騰の桜かな
花びらは花を離れて空の旅
花びらは桜の花の涙かも
春暁の海滴るや桜海老
古き良きものの一つに春の風
蒲公英や波打際の波殺し
君知るや春あけぼのの豆腐店
生産地シールはピンク春キャベツ
食はるるを鶯餅はまだ知らず
暁闇の遅々たる刻を囀れり
囀りて羽搏きて尚もどかしや
囀や墨痕はまだぬらぬらと
スリッパを越えかねてゐる仔猫かな 高濱虚子
夏休みも半ばの雨となりにけり 安住敦
各地より我名あつまる年賀状 ハードエッジ
春昼の積木崩しの悲鳴らし
裸子の水に飛び込む水しぶき
月雪をさまよふ花の絵双六
赤子泣く春あかつきを呼ぶごとく 森澄雄
ところてん煙のごとく沈みをり 日野草城
流星や生れたるものは水にぬれ ハードエッジ