開発素句報 2020-06 子らの眠る後部座席の西日かな

開発素句報 2020-06

 

◎葉書俳句

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◎テキスト

白妙しろたえ入道雲にゅうどうぐもや船の旅 ハードエッジ

  やがて、日暮れに、
  夕焼も日々平凡に船の旅 ハードエッジ

  白妙の秀句:
  雪解川ゆきげがわ白妙の富士川上に 鈴木花蓑    はなみの

  曇りきて辛夷こぶしいよいよ白妙に 西島麦南    ばくなん

 

湯の宿の清水しみずで冷やす冷奴ひややっこ ハードエッジ

  湯+宿の自作:
  湯煙を上げて宿屋の春燈はるともし ハードエッジ

  宿の湯の朝飯前をさえずるよ ハードエッジ

  花の宿湯舟に足の長きかな ハードエッジ

  日本に湯の宿多し神の旅 ハードエッジ

  湯の宿をふところにして雪の山 ハードエッジ

  湯の宿に雪国ぶりの雑煮ぞうにぶ ハードエッジ

  探梅たんばいの人も来てゐる湯宿かな ハードエッジ

 

素麺そうめんに願ひの糸のごとき赤 ハードエッジ

  素麺の秀句:
  素麺や胡瓜きゅうりの花を浮かせあり 長谷川櫂      かい

  素麺といふ仏心のごときもの 藤岡筑邨    ちくそん

 

 

半球は天文台と天道虫てんとむし ハードエッジ

  半球の句:
  石鹸玉しゃぼんだま壁に半球残りたる 稲畑廣太郎いなはた こうたろう

  地球いま夜の半球月見草 ハードエッジ

  柔かき海の半球クリスマス 三橋敏雄

 

ぱかとく缶ペンケース夏のちょう ハードエッジ

  この句は仲曽良ハミさんのツイートがヒントでしたが、
  推敲過程で、クワガタを夏の蝶に変更してしまいました
  すみません

 

  自作のペンの句:
  スプリング・ハズ・カム三色ボールペン ハードエッジ

  ペン先の18金や卒業す ハードエッジ

  ノックして芯を出すペン春近し ハードエッジ

  ペンの秀句:
  ペン先の金やはらかき暮春ぼしゅんかな 小川軽舟    けいしゅう

  ペン皿にうすきほこり花曇はなぐもり 富安風生とみやす ふうせい

  行秋ゆくあきのペンけばある雨の音 山田弘子

  つゆけしや漱石そうせきのペン子規しきの筆 大石香代子

  ペンだこにつきし白墨はくぼく年つまる 行方克巳なめかた かつみ

 

 

 

子らの眠る後部座席の西日かな ハードエッジ

  この句も仲曽良ハミさんのツイートがヒントでした
  感謝です

  座席秀句:

  自動車の座席けゐて人を待つ 長谷川櫂はせがわ かい

  稲妻いなづまの後部座席に姉妹しまいかな 野口る理

  盆花ぼんばなをバスの座席に寝かせ置く 金子敦    あつし

  バレエ公演座席に破魔矢はまや置いてあり 押野裕

  虚子の「西日かな」の句:
  ひろびろと富士の裾野すそのの西日かな 高濱虚子たかはま きょし

  森の中につきぬけてをる西日かな 高濱虚子

  山寺はえんの下まで西日かな 高濱虚子

 

しみじみと月のなき夜の月見草 ハードエッジ

  月なき句いろいろ:
  はるの海月なきよいおぼろなる 加舎白雄か や しらお

  桜貝月のなき夜は恐ろしき ハードエッジ

  月の夜も月のなき夜も恋の猫 ハードエッジ

  十六夜いざよいの月無しの酒さめやすし 石田波郷    はきょう

  虫賣むしうりの月なき方へかえりけり 正岡子規  しき

  障子しょうじつて月のなき夜のしづかなり 久保田万太郎

 

◎推敲過程

開発素句報 2020-06

 

 

◎Excelの振仮名機能

OneDriveでのExcel16.0使用  ←こういう理解でいいのかな?
ウィジウィグ=WYSIWYG=What You See IWhat You Get(画面のままに印刷)に、
なっていないので、
空白を加減してはプレビューをみて微調整します
(半角空白も全角空白として扱うようで悲しいです)

画面上ではかなりズレてます

 

プレビューではこんな感じ
(プレビューには拡大機能がありません)

そして、
実際の印刷物がこの記事の最初の画像です

多分、日本だけの振仮名機能で、
しかも、縦書きで、
しかも、均等割付で、、、
この先の改善は、あまり期待出来そうにありません

 

以上です