開発素句報 2018-14 特急つばめ
一旦、take-8で校了
関係者に数枚配布したものの、
どうもピンと来なくて再考
結局、take-11までもつれ込みました
◎葉書版
◎自句自解
君知るや春あけぼのの豆腐店
「君」は無論、清少納言、であります
「55DB」には、
豆腐屋80余
豆腐店2 で、
豆腐店は、圧倒的な少数派ではありますが、
世間には「藤原とうふ店」もあるし、、、強行
生産地シールはピンク春キャベツ
食はるるを鶯餅はまだ知らず
調べたら、
「食はるる」は私の得意フレーズ、でした
生きものの鶏に食はるる春の昼
喰ふものも喰はるるものも蟻地獄
凍鶴に食はるるものも氷りをる
「つばめ」てふ特急ありき燕かな
戦後の特急つばめ(1950年~)は、
機関車-客車-展望車編成で、女性乗務員つばめガール同乗、
(名古屋で電気機関車→蒸気機関車を入れ替え)
東京-大阪間9時間→ダイヤ改正で8時間
→記録映画「つばめを動かす人たち」1954年モノクロ/科学映像館
東海道本線全線電化(1956年)により、
東京-大阪間7時間30分、
電気機関車・客車共に従来の焦茶色から鶯色に刷新される
明るい色は、相当なインパクトだったと思われる
→特急つばめ/GGL画像
→特急つばめ/wiki
→東海道電化完成記念切手/GGL画像
しかし、
つばめの時代は長くはなく、
車体の老朽化などもあり、
電車特急こだま(1958年、東京-大阪間6時間50分)の登場で影が薄くなる
→特急こだま/国鉄/GGL画像
その花形ビジネス特急こだまも、
東海道新幹線(1964年、東京-大阪間ひかり4時間 こだま5時間)の登場で、
名前は受け継がれるが、東海道線からは消え去る
蒲公英の絮に全てを託しけり
「蒲公英は」にすれば分りやすい
でも、句が痩せる
とか、それらしきことを言ってみる
花水木咲くや若葉も寄り添うて
花と葉の大きさが程良いような、、、
雨に立つ花の篝の鉄の足
漢字と仮名が、一文字づつ交互に来るのが自慢です
◎推敲過程 葉書
pdf_20180419◎推敲過程 DB
開発素句報2018-14
以上です