追記:剥く/2018.2.13
◎和語俳句、ま行の「む」です
→「ま」
→「み」
→「め」
→「も」
◎剥く=むく
→剥ぐ=はぐ
そら豆剥き終らば母に別れ告げむ 吉野義子
梨剥きしナイフ梨より甘からむ 鈴木牛後
栗剥くは上手所帯は崩しても 小沢信男
牡蠣剥くは身ぐるみ剥ぐに似たりけり 相生垣瓜人
禁句なる蜜柑剥きつつ尻取す ハードエッジ
縁は異なものとぞみかん剥きあへる 久保田万太郎
◎貪る=むさぼる
春眠をむさぼりて悔なかりけり 久保田万太郎
雲水の蛇口むさぼる炎暑かな 生田力丈
熱湯をむさぼりこぼす湯婆かな 西島麦南
凍蝶の日差貪ることもなく 高木石子
◎蝕む=むしばむ=虫食む
夜光虫岩を蝕むごとく燃ゆ 大野林火
蝉の腹八分目ほど蝕まれ ハードエッジ
その他のま行:
以上です