開発素句報 2022-09 「鎖骨」
◎葉書俳句
◎テキスト
ライバル校へ銀輪つらね日の盛り ハードエッジ
失敗作 ←むちゃくちゃ推敲した果てに、、、
普通、遠征試合なら朝方に出かけるだろう
と、今頃気づいた/2022.8.22
銀輪:
銀輪の群れ白シャツの風の群れ 恩田侑布子
蟻の列みる子に日傘さしかけて ハードエッジ
蟻の列:
蟻の列しづかに蝶をうかべたる 篠原梵
蟻の列ここより地下に入りゆけり 山口波津女
行進に楽もあるべし蟻の列 千代田葛彦
蟻の列図鑑で見るよりも速い あさふろ
蟻の列/自作:
蟻の列鞭の如くに飴に伸ぶ ハードエッジ
蟻の列にも殿のありぬべし ハードエッジ
なにか良きことへ小春の蟻の列 ハードエッジ
焼入の如きシャワーを全身に ハードエッジ
焼入:
焼入れの間髪の反り冬旱 野見山ひふみ
飛び込めばプールの底の炎ゆるごと ハードエッジ
プールの底:
湧く雲にプールの底の今あらは 木下夕爾
疲れたりプールの底の青色に 小野あらた
ヘアピンの形に錆ありプールの底 野崎海芋
洗ひ終へしプールの底で跳んでみる ハードエッジ
降り立ちてプールの底の落葉掃く ハードエッジ
曝す書の古き埃を払ふなり ハードエッジ
埃を払ふ:
焚火埃はらふて縁にあがりけり 吉屋信子
お互ひをを励ます如く蟬時雨 ハードエッジ
美しきサマードレスの鎖骨かな ハードエッジ
◎推敲過程/テキスト
開発素句報 2022-09 推敲 テキスト◎推敲過程/葉書加筆
開発素句報 2022-09 推敲 葉書◎葉書俳句表側
◎葉書俳句表側 改
以上です