全然堂歳時記 夏
【暑し】あつし
◎葉書俳句
◎テキスト
赤道の箍の外れし暑さかな ハードエッジ
青々と青空炎ゆる暑さかな ハードエッジ
やはり、「炎ゆ+暑し」はクドい
改案:
青々と青空炎えてゐたりけり ハードエッジ
平日も週末もなき暑さかな ハードエッジ
真夏日は赤猛暑日は黒の地図 ハードエッジ
踏切のかんかん照りの暑さかな ハードエッジ
外灯の点けつ放しの暑さかな ハードエッジ
アスファルト足跡のなき暑さかな ハードエッジ
好投手の後ろを守る暑さかな ハードエッジ
裸婦像のブロンズ色の暑さかな ハードエッジ
屋根の上の暑さを知らず蟻地獄 ハードエッジ
水底に暑さ忘るる豆腐かな ハードエッジ
暑し暑しと素麺すする印度人 ハードエッジ
柿の実の大暑に耐ふる緑色 ハードエッジ
暑し暑しと詮なき事をいふ習ひ ハードエッジ
ここ十日ほどが暑さの峠とも ハードエッジ
人の噂ほどは続かぬ暑さなれど ハードエッジ
暗闇に団扇を探る暑さかな ハードエッジ
盆の月暑さ寂しくなりにけり ハードエッジ
◎未練句
挨拶もお暑うございますとしか ハードエッジ
あたたかな机に触るる暑さかな ハードエッジ
◎推敲過程/葉書
全然堂歳時記 夏 【暑し】
◎データベース画面
以上です