NHK俳句2019 落選作抄
今回は背景に赤版と青版の2つのカラーバリエーションがあります
多分、初挑戦
色文字はメディバンペイントで作りました
チュートリアルも読まず、ほとんど手探り状態
文字にモザイクを掛けるには、
まず、「文字レイヤーをカラーレイヤーに変更する」
という急所がようやく分ったレベル (^_^;;;
◎葉書俳句 赤版
◎テキスト
[春]
水底に赤き椿を敷き詰めて ハードエッジ
あと一つ咲けば百なる白椿 ハードエッジ
「白」+「一」=「百」という言葉遊び
99才を逆算する白寿という言葉もありますが、
椿はポトリと落ちるので、それとは無関係ということで、、、
うすら氷と水の葛藤滲みつつ ハードエッジ
蒲公英や太陽に幸多かれと ハードエッジ
蒲公英の秀句:
たんぽぽや日はいつまでも大空に 中村汀女
蒲公英のかたさや海の日も一輪 中村草田男
美しや落花に燃ゆる花篝 ハードエッジ
先行句:
めらめらと落花燃えけり大篝 正岡子規
篝火の火の粉と落花睦むなり 鈴木鷹夫
虫の場合は、
虫焦げし火花美し虫篝 高濱虚子
[夏]
筍や客人はまだ寝てをられ ハードエッジ
夏の盛りには、
そはそはと客人を待つ団扇かな ハードエッジ
客人に昼寝すゝめてゐてねむし 星野立子
卵焼黄色豆飯緑色 ハードエッジ
懐しき輪くぐりさんの沼津かな ハードエッジ
冷房と監視カメラが全館に ハードエッジ
団扇絵の美人片手に夕涼み ハードエッジ
[秋]
輪を描いて土俵なりけり草相撲 ハードエッジ
一管の肉の弾力蚯蚓鳴く ハードエッジ
黒雲の苦しきまでに厄日かな ハードエッジ
柿たわわ日本の村の滅びつつ ハードエッジ
[冬]
時雨るるや奈良に二つの始発駅 ハードエッジ
一年の早きを嘆く神の旅 ハードエッジ
紙懐炉錆の発熱悲しけれ ハードエッジ
大根を抜いて鍛へし腕とも ハードエッジ
[新年]
石段を白息上る初詣 ハードエッジ
金銀の雪も混じりて初芝居 ハードエッジ
◎葉書俳句 青版
◎推敲過程
投句後の改案を含む
2018年末作句(放送日は2019年始め)は含まず ←抽出が少しだけ面倒
2019年末作句(放送日は2020年始め)は含まず
季語登録や自己評価数値など、やや適当
以上です