ぱこんぱこんと打撃練習場の春  ハードエッジ

随分と昔の句

散歩圏内の川沿いにバッティングセンターがあって、

なんだか、のどかな音だなあ、、、

と私にしては珍しく写生句、しかも音の!

今思えば、

「ぱこんぱこん」の打者は、

あまり上手ではなかったのかもしれません

聞き手が長閑な音を期待したのかもしれませんが、

少なくとも、

カキーン、カキーンとは聞こえなかったような、、、

 

長閑さのぽかんぽかんと、、、オーバーラン

 

「バッティングセンター」(8音/9音)が長過ぎです

そこで、

「打撃練習場」で代打したものの、

見かけの字数が半減しただけで、これも9音なのでした

 

結局、

季語を長閑や日永や春の昼でなく、

春と短くしたことで、

ぱこんぱこんと・打撃練習/場の春=7・7/3+2

と、上七と句跨りで決着となりました

 

ちなみに、ググると、

打撃練習場は野球だけでなく、

ゴルフの場合もあるみたいですね

 

音に関しては、

ぽかんぽかん、も考えました

類語の、ぽかんとするは、いかにも長閑  ←のどか

同じく、ぽかぽか→暖かという連想

梓みちよの曲の「ポカンポカン」など

それらを活かすか、

付き過ぎでクドいかで長考

結局、

ぽかんの豊かさでなく、ぱこんの脱力感を採用