俳壇賞 2023
プランC「いい匂ひ」30句
推敲総数:153句、捨句29/81
落選作
目次
◎葉書俳句
◎テキスト
春
通行の妨げとなる石鹸玉 ハードエッジ
雛の間を締め出されたる父と兄 ハードエッジ
大学の中のビル群初燕 ハードエッジ
夏
昼寝覚畳の上に捨て置かれ ハードエッジ
鰻丼にふとウナ電といふ言葉 ハードエッジ
白も黄も蝶は小さし黒揚羽 ハードエッジ
吟行にまさかの夕立合ッ点じや ハードエッジ
土用波肩組み合つて立ち上る ハードエッジ
秋
倫敦の霧の茶店の紫煙かな ハードエッジ
貝割つて虚ろなりけり貝割菜 ハードエッジ
タテヨコに文字を嵌めゆく夜長かな ハードエッジ
冬
納豆汁豆腐も入れて皆大豆 ハードエッジ
木の葉髪うす紫に染めてもや ハードエッジ
新年
地続きの地面に親し初日の出 ハードエッジ
まんまるなエンジンで飛ぶ初御空 ハードエッジ
エンジン名句:
エンジンの大きな虻の来たりけり 西村麒麟
かの人もわれの賀状を読むころか ハードエッジ
回線の御慶画像にやや遅れ ハードエッジ
「画像」か「動画」か迷います
乗り合はす皆に幸あれ初電車 ハードエッジ
強力バージョンアップ:
すれ違ふ皆に幸あれ初詣 ハードエッジ 2023.10.2
旧年や遮光ガラスの薄みどり ハードエッジ
ペン先をカチと押し出す淑気かな ハードエッジ
書初の雪月花のいい匂ひ ハードエッジ
修正版:
書初の月雪花のいい匂ひ ハードエッジ 2023.10.1
痛恨のミス:
雪月花=せつげつか
月雪花=つきゆきはな
この違いが判ってなかったのです
推敲過程一覧にあるように、
書初の句の推敲はtake-10まで/全て締切日9.30制作
take-6で「雪月花」を導入
take-10でこれは訓読みがよかろうと変更
が、焦ったため、
本人の頭の中では「つきゆきはな」なのに、
字の並び順はそのまま放置してしまったのです
しかも自信作で句の一部を表題にまでしてしまった!
とはいえ、同じ意味なのに、
音読み/訓読みで字順まで変ってしまう単語なんて!
独逸ならカルテともいふ歌留多なり ハードエッジ
弟の悔し涙に取る歌留多 ハードエッジ
極楽へ上る地獄の絵双六 ハードエッジ
三日はや過ぎて四日の日の光 ハードエッジ
モニターを切れば真つ黒福寿草 ハードエッジ
人日の昭和遠しと思ふのみ ハードエッジ
松過の大根畑に風が吹く ハードエッジ
冬
この部屋を見廻してゐる水仙花 ハードエッジ
着膨れて亀の如くに顔を上げ ハードエッジ
強力バージョンアップ:
着膨れて亀鳴く如く顔を上げ ハードエッジ 2023.10.2
◎初案30句
通行の妨げとなる石鹸玉 ハードエッジ
雛の間を締め出されたる大人かな ハードエッジ
大学の中のビル群燕来る ハードエッジ
吟行に夕立賜ることもかな ハードエッジ
肩組んで前へ前へと土用波 ハードエッジ
水平に畳の上に昼寝覚 ハードエッジ
揚羽蝶大きな息を吐くならむ ハードエッジ
鰻食ふウナ電といふ昔かな ハードエッジ
タテの列ヨコの列夜の長きかな ハードエッジ
倫敦の霧の茶店の紫煙かな ハードエッジ
貝割つて身のなき哀れ貝割菜 ハードエッジ
着膨れてめでたく齢重ねけり ハードエッジ
賽の目の豆腐も入れて納豆汁 ハードエッジ
白髪を紫に染め老いゆくも ハードエッジ
この部屋を見廻してゐる水仙花 ハードエッジ
新年や遮光ガラスの薄みどり ハードエッジ
人日や昭和遠しと思ふのみ ハードエッジ
松過の大根を抜く畑かな ハードエッジ
三が日過ぎて四日となりにけり ハードエッジ
親指で新年のペン押し出だす ハードエッジ
エンジンの丸く大きく初飛行 ハードエッジ
地続きの地面の上に初日の出 ハードエッジ
書初の筆ふつくらと真つ黒な ハードエッジ
独逸語はカルテなりける歌留多かな ハードエッジ
取れぬ子の涙ながらの歌留多かな ハードエッジ
回線で繋ぐ御慶にやや遅れ ハードエッジ
この世からあの世へ続く絵双六 ハードエッジ
わが賀状も届きしころか、、、 ハードエッジ
乗り合はす人に幸あれ初電車 ハードエッジ
モニターを切れば真つ黒福寿草 ハードエッジ
◎推敲過程 テキスト一覧
俳壇賞 2023 プランC テキスト推敲
◎推敲過程 プリント原稿
俳壇賞 2023 プランC プリント原稿
◎推敲過程 プリント加筆
俳壇賞 2023 プランC プリント加筆
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