全然堂歳時記 類題
【頭】あたま
あたま・かしら・こうべ・つむり・ズ・トウ
◎葉書俳句
◎テキスト
春
青頭つまめば硬き土筆かな ハードエッジ
夏
日に焼けし坊主頭の号泣す ハードエッジ
立ち上る青大将の後頭部 ハードエッジ
向日葵を頭突きで割つてみたきかな ハードエッジ
夕焼の海に頭を出してゐる ハードエッジ
秋
秋晴の飛蝗の頭尖りけり ハードエッジ
腸を抜かれし秋刀魚頭も失せて ハードエッジ
分類は「頭」でなく、「腹」にすべきだったと気付いたのは20部ほど印刷した直後
まあ、いいや 許可!
鵙の贄頭がもげてしまひさう ハードエッジ
信心のお南瓜様の頭かな ハードエッジ
ハロウィン+「鰯の頭も信心から」
敗荷の頭を水に沈めたる ハードエッジ
狗尾草も頭を垂るる秋の暮 ハードエッジ
冬+新年
釘の頭の赤く怒れる焚火かな ハードエッジ
金目鯛頭一つを夕餉とす ハードエッジ
頭が見えてやがて大きく初日の出 ハードエッジ
「初日+頭」ではこんな句も:
清盛の頭ほどなる初日かな 会津八一
水の上の石の頭も春を待つ ハードエッジ
春
叩かれて釘の頭や寒明くる ハードエッジ
以上です