淡々と流るる色も石鹸玉
しやぼん玉わつて天使の楽しけれ
多作なる虚子の一生石鹸玉
俳人、葉書俳句「開発素句報」「全然堂歳時記」発行人。
淡々と流るる色も石鹸玉
しやぼん玉わつて天使の楽しけれ
多作なる虚子の一生石鹸玉
スリッパを越えかねてゐる仔猫かな 高濱虚子
夏休みも半ばの雨となりにけり 安住敦
各地より我名あつまる年賀状 ハードエッジ
桜貝握り拳に匿へり ハードエッジ
夏草に延びてからまる牛の舌 高濱虚子
恋をしてからびし蚯蚓かもしれず しなだしん
深川のかんかん照りの祭かな 大木あまり
行く秋や朝を照らせる常夜灯 岡田一実
照れば金日かげれば銀芒かな 下村梅子