夕空のなほかすかにもさへづれる 岸本尚毅
行く秋の草にかくるる流れかな 加舎白雄
どんぐりを拾へば根あり冬日向 藺草慶子
俳人、葉書俳句「開発素句報」「全然堂歳時記」発行人。
夕空のなほかすかにもさへづれる 岸本尚毅
行く秋の草にかくるる流れかな 加舎白雄
どんぐりを拾へば根あり冬日向 藺草慶子
帰省子に父の医学の古びたり 五十嵐播水
貧にして孝なる相撲負けにけり 高濱虚子
聖菓切るためにサンタをつまみ出す 松浦敬親
桜貝握り拳に匿へり ハードエッジ
夏草に延びてからまる牛の舌 高濱虚子
恋をしてからびし蚯蚓かもしれず しなだしん