大いなるものはゆるりと初日の出
人々の歩みゆくなり初詣
歳時記の古きを開く淑気かな
俳人、葉書俳句「開発素句報」「全然堂歳時記」発行人。
大いなるものはゆるりと初日の出
人々の歩みゆくなり初詣
歳時記の古きを開く淑気かな
初刷にがばりと富士やインクの香
アルバムにもう懐しや初写真
正月を遊び尽して目出度けれ
来て見れば来てよかりしよ梅椿 星野立子
ひたに入りひたひたに満ち田水たり 小川軽舟
ながながと川一筋や雪の原 野澤凡兆
悲鳴にも似たり夜食の食べこぼし 波多野爽波
姿見の火事を映して火事の中 山田露結
希望が丘緑ヶ丘より賀状くる 宇多喜代子
妙齢の箸が転げて春の旅
風薫る本の中からその書評
大根があれば何とか成りさうな