大好きな春を二人で待つつもり 西村麒麟
手の薔薇に蜂来れば我王の如し 中村草田男
猫が知る冬日もつとも濃きところ 伊藤伊那男
俳人、葉書俳句「開発素句報」「全然堂歳時記」発行人。
大好きな春を二人で待つつもり 西村麒麟
手の薔薇に蜂来れば我王の如し 中村草田男
猫が知る冬日もつとも濃きところ 伊藤伊那男
ランドセルに吊るす四月の定期券 清水良郎
麦秋のソースじやぶりとアジフライ 辻桃子
冬の水一枝の影も欺かず 中村草田男
涅槃寺までの泥濘地獄かな 池田秀水
世の中は地獄の上の花見哉 小林一茶
火事かしらあそこも地獄なのかしら 櫂未知子