おかはりの言葉覚えて豆の飯
白玉や水に放つといふ言葉
そはそはは愉快な言葉春を待つ
俳人、葉書俳句「開発素句報」「全然堂歳時記」発行人。
おかはりの言葉覚えて豆の飯
白玉や水に放つといふ言葉
そはそはは愉快な言葉春を待つ
客布団黴を寄せじと絢爛に
白狐もとより踊上手なり
女の神も乗せて目出度し宝船
婚の荷をひろげるやうに雛飾る 猪俣千代子
足もとはもうまつくらや秋の暮 草間時彦
秋風の日本に平家物語 京極杞陽
猫の子のひとり遊びを見てひとり 細川加賀
丸善に檸檬わが家に桜餅 ハードエッジ
手袋をとりたての手の暖かく 星野立子