朧にて寝ることさへやなつかしき 森澄雄
荒々と花びらを田に鋤き込んで 長谷川櫂
秋立つや音を違へて稲と草 岸本尚毅
俳人、葉書俳句「開発素句報」「全然堂歳時記」発行人。
朧にて寝ることさへやなつかしき 森澄雄
荒々と花びらを田に鋤き込んで 長谷川櫂
秋立つや音を違へて稲と草 岸本尚毅
花の芯すでに苺のかたちなす 飴山實
籐椅子を抜ける西日となりにけり 長谷川櫂
自転車に詰める空気も年用意 ハードエッジ
ひもとけば重箱ふたとれば桜餅 ハードエッジ
うす紅の中の暗黒桜餅 ハードエッジ
歯に当ててぱりりと音や桜餅 ハードエッジ