空港に大夕立や響きけり ハードエッジ
素読とは大緑蔭にひびきけり 田中裕明
除夜の鐘先づはわが世にひびきけり 百合山羽公
俳人、葉書俳句「開発素句報」「全然堂歳時記」発行人。
季語以外の名詞以外でグループ化してみました
空港に大夕立や響きけり ハードエッジ
素読とは大緑蔭にひびきけり 田中裕明
除夜の鐘先づはわが世にひびきけり 百合山羽公
花のある限り命のある限り 北大路翼
この国に青田の青のある限り 後藤比奈夫
ひとの世に火のあるかぎり魂迎 鶴岡加苗
春泥を来て大いなる靴となり 上野泰
大いなる身をはばからず寝釈迦かな 長谷川櫂
蜂の巣の甕の如くに大いなる 瀧澤伊代次
美しき冷えをうぐひす餅といふ 岡本眸
美しき水の一村つばくらめ ハードエッジ
美しきものにも汗の引くおもひ 後藤比奈夫
雲一つなくてまばゆき雪解かな 久保田万太郎
雲あれど無きが如くに秋日和 高濱虚子
青空に雲一つなき冬至かな ハードエッジ